分かりやすい超伝導電磁エンジン(最新版) 久保田英文著 目次 第1章 電磁エンジンの基本的構造 第2章 永久電流と電子対の基本 第3章 運動量秩序の拡張 第4章 電磁エンジンにおける運動量秩序 第5章 疑問点についての説明 第6章 電磁エンジンの詳しい構造 第7章 電磁エンジンの推進力の大きさと電力 第8章 電磁エンジンの利用法 第9章 電磁エンジンの産業上の利用可能性 (「UFOのような飛翔体」を含む) 第10章 電磁エンジンの実験方法 注意 図はすべて概念図であり、実際のサイズを正確に反映したものではありません。 「超伝導電磁エンジン」を「電磁エンジン」と略します。 第1章 電磁エンジンの基本的構造 磁石と磁石を重ね合わせて固定したものです。 一つの磁石は超伝導磁石です。 もう一つの磁石は常伝導の電磁石です。 但し、この常伝導の電磁石は一回巻きで、高周波数かつ低電圧の「脈流」を流します。 磁石と磁石を重ねたので、磁石と磁石の間には、反発力もしくは吸引力(どちらも電磁力)が生じます。 しかし、この特殊な構造のため、超伝導磁石に働く反発力もしくは吸引力は打ち消されます。 したがって、常伝導磁石に働く反発力もしくは吸引力のみが残り、これを推進力として利用します。 この推進力は浮力、制動力、方向転換力などとしても利用可能です。 図1 電磁エンジンの基本構造 図2 電磁エンジンの基本的機能 |