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超伝導電磁エンジン小型化レポート

超伝導電磁エンジンによりエアバイクやエアカーが実現可能であることを示すために著しました。

目次

1.背中に背負う型について
2.エアバイク
3.エアカー
4.燃料電池について
5.小型化の難点解消

 


超伝導電磁エンジン装備の飛翔体を建造した人々への警告
超伝導電磁エンジンも普通のエンジンと同じように排熱を行う必要があります。
超伝導電磁エンジンは、反作用をクーパー対の反平行運動のエネルギーとして吸収できます。
しかし、大きすぎるエネルギーを吸収した場合には、
超伝導磁石が常伝導状態に移行したときに、熱の解放による事故が起こる可能性があります。
定期的に常伝導状態に戻して排熱を行うことをお勧めします。


一時的に常伝導状態に戻す方法もあります。
超高周波の交流により超伝導状態が破壊されるのは知られた事実です。
超伝導電磁エンジンに脈流ではなく、一時的に交流を流します。
この交流の周波数は、脈流よりも高いものとします。
この交流の電圧は脈流よりも高いものとします。

※※
この場合、熱だけではなく、光が放出されることが考えられます。

※※※
超伝導電磁エンジンは脈流磁場を使用します。
この脈流磁場が脈動することにより、電磁波が発生します。
この電磁波を長期間浴び続けると、人体の健康に影響が出る恐れがありますので、電磁波を遮断する工夫が必要でしょう。
電磁シールド等で乗組員を保護すべきでしょう。


1.  背中に背負う型について

 

映画のジェームズ・ボンドが使用したような「ジェットパック」の超伝導電磁エンジン版を考えてみます。
  上昇を安定的に行うために、2台の超伝導電磁エンジンが必要と考えます。それに加えて、前方に進むために、1台の超伝導電磁エンジンが必要でしょう。そして、3台を冷却する冷却器が必要になります。3台分の電源も必要です。
  超伝導電磁エンジンは、1辺が20センチメートルで、一周の長さが0.8メートルとできます。人一人なので、超伝導電磁エンジン1台の消費電力は100ワット以下にできます。しかし、冷却には無冷媒式の超伝導磁石を使用するなら、一台当たり、1キロワットは必要でしょう。ですから、4キロワット程度の電源が必要となります。人体に対して比較的大きな充電池が必要となります。冷媒式の超伝導磁石を使用するなら、消費電力は小さくて済みますが、冷却器系の重量が比較的に大きくなります。この他に、超伝導電磁エンジンの数が3台だけなので、空中を自由に動くためには、超伝導電磁エンジンの位置を機械的に回転させて、推進力の方向を変化させる装置が必要となります。
 ですから、装置が人体に比較し大きくて重いものになり、かさばるので、扱いにくくなります。これでは、次に述べるエアバイクに比べると、乗っていて扱いにくく疲れやすいものになり、エアバイクには太刀打ちできません。なので、これ以上、この型について述べるのはやめます。

 




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