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フリーエネルギー
─地球温暖化完全防止─

超伝導電磁エンジンにより、物体を回転させることができます。
その方法は次図のようなものです。
反重力は、フリーエネルギーを意味します。

 



 回転軸1から等距離の対称的な位置2に二つの超伝導電磁エンジンを固定し、超伝導電磁エンジンによる回転半径に対して垂直な推進力3を回転軸に与え、回転運動エネルギーを得ます。超伝導電磁エンジンと冷却器を一体として回転軸の延長に固定します。高周波電源と超伝導電磁エンジン・冷却器との接続については、必要に従い、超伝導電磁エンジン・冷却器・高周波電源を一体として回転体・回転軸の延長に固定します。あるいは、回転軸とともに回転する二つの端子とブラシを用いて、電気ケーブルを高周波電源から超伝導電磁エンジン・冷却器に接続します。
 この超伝導電磁エンジンによって得られる回転運動エネルギーを利用して、発電機を回せば、超伝導電磁エンジンに必要な電力よりも、かなり大きな電力を得ることができます。すなわち、発電が可能となり、フリーエネルギーが得られます。
 フリーエネルギーは人類にとり福音です。 資源の乏しい日本にとっては、特に大きな福音となるでしょう。
しかし、フリーエネルギーは福音ですが、短期的には負の面があります。それは、産業構造の転換が必要であり、陽のあたる新産業が出現すると共に、斜陽産業が出現するということです。例えば、燃料としての石油は大部分が不要となり、化学原料としてのみ必要とされるでしょう。燃料としてのガスも大部分不要となり、高火力を必要としたりする分野にのみ必要とされるでしょう。ですから、政府は産業構造の転換を支援すべきということになります。フリーエネルギーを利用する電力産業やバイオ化学原料産業、リサイクル産業などに転換もしくは業種拡大する支援を積極的に行うべきでしょう。これに加えて、乗り物産業も、超伝導電磁エンジンの反重力に対応する必要がでてきます。これに対しても、政府は積極的に支援を行うべきでしょう。



超伝導電磁エンジンにより、フリーエネルギーが実現するのは、
1.超伝導磁石がエネルギーを生み出していて、
2.そのエネルギーを超伝導電磁エンジンが人間の利用可能な形で取り出せるためです。

このうち、2.超伝導電磁エンジンが取り出せないはずのエネルギーを取り出せる理由や具体的計算例については、でじたる書房販売の電子書籍『銀河への道』をご覧下さい。


  電子書籍
『銀河への道』


 2007年6月5日販売開始
 販売元 でじたる書房
 価格¥800(税込)
 詳細な目次はこちらです。
 でじたる書房の販売ページはこちらです。

銀河への道表紙
  • 異なる時期に作成してきた超伝導電磁エンジン関係の様々な文書を要素ごとに切り離して全体として配列しなおすと共に、つながりを工夫して記述を追加し、推敲を加えました。
  • 超伝導電磁エンジンによりフリーエネルギーを得られることを理論的に示しました。
  • 「星の海への道」の最新版やその他の宇宙関係の論考も収録しました。
  • 「銀河への道」というテーマに沿って配列し修正・追加などの推敲を重ねました。
  • 「銀河への道」というテーマに関する読み物ともなるようにしました。
  • 新たに「まえがき」と「あとがき」を書き下ろして追加しました。
  • カラー写真を挿入してビジュアルを良くしました。
  • 磁場中で電子に働く力を「ローレンツ力」、磁場中で電流に働く力を「電磁力」とし、電磁石同士が及ぼしあう反発力もしくは吸引力を「磁力」として区別しました。
  • 図を見やすいように工夫しました。緑色の矢印は、力もしくは力積を示します。青色の矢印は、運動量を示します。赤色の円は、電子対を示します。青色の円は、電子を示します。
 各文書に散在していた記述がまとめられて整理されていると共に工夫を加えて、超伝導電磁エンジンが以前よりもかなり理解しやすくなっています。また、全体として知的興奮を味わえる読みやすい読み物となっています。どうか、ご覧いただけるようにお願い致します。
ここでは、
1.超伝導磁石がエネルギーを生み出す。」ことについて述べます。
これに対しては、皆さんの中には、超伝導磁石の系のエネルギーは一定ではないかという疑問や、超伝導磁石は与えられたエネルギー以上のエネルギーを持っていないという疑問を持つ人がいるでしょう。これから、その疑問に対して答えます。
まず、基本的なことを確認します。

エネルギー(energy)・仕事の単位は、ジュール。
仕事率(power)の単位は、ジュール/秒。
仕事率からエネルギーを求めるには時間(秒)をかける必要があります。
超伝導磁石は、電力を供給してから回路から切り離す前と後で、磁石として同じ性能を持つと考えられます。ですから、超伝導磁石は、回路から切り離す前と後で、同じ仕事率を持つと考えられます。

このことを前提にして、超伝導磁石の回路から切り離す前と後のエネルギーを比較してみましょう。
まず、切り離す前に与えたエネルギーは、「仕事率×A秒」です。
次に、切り離した後のエネルギーは、「仕事率×B秒」です。
仕事率は、回路から切り離す前と後で同じですから、A秒とB秒の時間に従って、切り離す前と後のエネルギーは異なることになります。
そして、A秒はある限定された時間、B秒は永久的な時間と考えられます。従って、超伝導磁石を低温に保つための電力供給を考慮に入れても、切り離した後のエネルギーの方が、断然大きいということになります。
このことは、切り離す前に与えたエネルギーよりも、大きなエネルギーを生み出しているということになります。一定なのは、エネルギーではなく、パワーということです。
どうして、超伝導磁石はエネルギーを生み出すことが可能なのでしょうか。
マクロな世界で強い磁力を維持するにはエネルギーを必要とします。このことは、通常の常伝導の電磁石が電力を供給しなければその性能を保てないことに明らかです。ところが、超伝導磁石は、低温に保つための小さな電力供給は必要ですが、磁力を保つための大きな電力供給は必要としません。これは、超伝導状態においては、電流が抵抗ゼロで永久的に流れるからです(永久電流)。永久電流をもたらす超伝導は驚異の現象と言えるでしょう。


2.の問題について立ち入ることになりますが、「銀河への道」で述べ忘れていたことを述べます。
超伝導電磁エンジンは、脈流のための電力供給を必要とします。しかし、脈流は、そのまま、フレミング左手の法則に基づいた推進力の源となります。F=Bilを与える電流として運動エネルギーとなります。ですから、超伝導磁石のエネルギーを発電に利用可能にすると考えられます。


超伝導磁石がエネルギーを生み出していると述べましたが、
これは正確に言えば、超伝導磁石が電子自体の有するエネルギーを引き出していると言うことです。
このため、超伝導電磁エンジン及び超伝導電磁エンジンによる発電と熱力学の法則は矛盾しません。
詳しくは、「熱力学法則との関係」の頁をご覧下さい。








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