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5 疑問点についての説明(旧版)

 

1)永久磁石による磁場

小さな永久磁石を人間の手で超伝導磁石に部分的に近づけたり遠ざけたりしても、すなわち超伝導磁石に移動する大きさの異なる磁場を与えても、超伝導磁石には電磁力が発生するという疑問を受けたことがあります。この永久磁石の場合の磁場の移動速度は、脈流波形の移動速度、すなわち、脈流の磁場の移動速度である光速度よりも非常に遅いものです。したがって、永久磁石がゆっくりと移動する間に、高速度で流れる永久電流を構成する電子対はすべて、一定時間のうちに一定値以上の力積を受けることになり、運動量秩序の規制が働く必要はありません。力積の値にばらつきが生じて運度量秩序の規制が働くとしても、そのばらつきが小さいために、運動量秩序の規制による電磁力の打消しは小さなものとなり、注目すべき変化は現れないことになります。

 

17 永久磁石の場合に超伝導磁石に生じる力積の打ち消し

「運動量秩序による一定値」以上の力積の小さいバラつきが打ち消されます。

 

2)作用・反作用の法則

永久電流に反作用が働くことを認めています。永久電流の磁場による作用の結果として電磁力が常伝導磁石に生じます。その反作用として永久電流に電磁力が働くことを認めています。その反作用した電磁力の力積が運動量に変化せずに、打ち消される場合があると言っているに過ぎません。ですから、なんら作用・反作用の法則に反しません。

 

3)脈流と交流

電磁エンジンに正と負の成分を持ち、連続して流れる交流を流すと、超伝導状態にとり問題が生じると考えます。これに対して、正もしくは負の成分しか持たず、断続的に流れる低電圧の脈流を流せば、電磁エンジンは機能すると考えられます。詳しくは「運動量秩序の研究」第3章第4「私の装置における脈流と交流の比較」をご覧ください。

しかし、たとえ仮に、交流が超伝導状態にとって問題がないとしても、交流を流すと電磁エンジンは機能しません。常伝導磁石に働く反発力もしくは吸引力が極めて短時間で逆転を繰り返し、推進力として用をなさないからです。

 

4)エントロピーについて

「運動量秩序の研究」第3章第2「エントロピーの増大について」をご覧ください。

 

5)環状電流について

「運動量秩序の研究」第3章第3「環状電流について」をご覧ください。

 

6)従来の超伝導応用技術との関係について

「運動量秩序の研究」第4章第3「電磁エンジンと従来の超伝導応用技術」をご覧ください。

 

 

 

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